チェリャビンスク州隕石落下事件とGoogle X LABの関連
2013年にロシアのチェリャビンスク州で起きた,隕石落下事件をご存じだろうか.
空中分解を起こした隕石は,多数の建造物が存在する市街地に多くの被害をもたらしたが,重軽傷を負った者は多くとも死者はなく,この幸いは奇跡というべきであろう.
2013年チェリャビンスク州の隕石落下 - Wikipedia より
だが,この奇跡にかの大企業の深い介入が見え隠れしている.そう感じるのは,自分だけではないように思う.
Google Lunar X Prize という宇宙開発プロジェクトがある.
Xプライズ財団によって運営され、Googleがスポンサーとなり開催されている民間による最初の月面無人探査を競うコンテストの名称である.
Google Lunar X Prize - Wikipedia
このプロジェクトの参戦リストにあるチームSelenokhodは,ロシアからの唯一の参戦チームだ.ハイビジョンカメラや太陽電池パネル,二次電池などを搭載した自費開発のリモートコントロール月探査車両を主軸に,このコンテストに参戦していた.
同チームは自身の活動をアピールするYouTubeチャンネルに,前出のチェリャビンスク州に落下した直径17mの小惑星の姿を,なんと大気圏突入前に映像に収めていたのだ.
Челябинский метеорит ※現在は削除済み
そしてまさに2013年2月15日前後に,Google社の次世代技術開発計画「Google X LAB」のいちチームらしき団体が,チェリャビンスク州を訪れていた形跡がある.
上記Selenokhodチャンネルに公開されていた動画の端に、白衣にロゴの入ったLABの研究者のひとりが映り込んでいる.
x lab new project is.. :D ※現在は削除済み
同州はロシア最大の重工業および電子工業都市であり,かつてSelenokhodの研究室のひとつも存在していた.ここを訪れたと見て間違いないだろう.
Lunar X Prizeはまだ開催期間中であるが,このSelenokhodとGoogleはコンペティションの裏で特に関係を密にしていることが取り沙汰され,他の参戦企業や参画団体に審査への悪影響を疑われていた.
これを受けてか,2013年12月にチームSelenokhodはLunar X Prizeから棄権し,そのまま活動を終了し解散している.YouTubeチャンネルの更新も止まった.
だが翌2014年.Google社はGoogle X LABの一環として.量子コンピューターおよび同技術を取り入れたナノ未満サイズCPUの開発着手を発表している.
多くの人工知能およびロボット技術に関連する多数の企業を買収済みであることは有名だが,その中にSelenokhodを構成していた技術者の大半が籍を置くロシアのベンチャー企業が、ひっそりと名を連ねていたことを認識している者は多くないはずだ.
Google X LAB が隕石落下事件に対して具体的にどう介入したかは定かではないが,2016年現在未だ沈黙を守っているナノ未満サイズCPU開発プロジェクトが深く関連していると見るべきだろう.
今後の動向を注意深くそして興味深く観察したい.
kidball 木戸幟
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